長野県松本市にある温浴施設「林檎の湯屋おぶ~」
2024年サウナランキング全国5位の実力を持つハイクオリティなサウナを有する施設です。
サウナイキタイでも長野県でイキタイ多い順に検索すると男性だと4番目。サ活順だと2番目には上がって来る超人気施設です。
そんなおぶ~にこの春新たなサウナが誕生しました。
その名も
ありがとうSAUNA
長野県下の日帰り入浴施設では初となるセルフロウリュ可能なサウナ。
その様子をみなさんにお伝えします!
林檎の湯屋おぶ~とは
林檎の湯屋おぶ~は長野県松本市にある温浴施設。
多彩なお風呂とオートロウリュサウナに岩盤浴。美味しい食事処もあり、老若男女、幅広い方に愛されている施設です。
またサウナにも力を入れている事が大きな特徴で、ニフティ温泉サウナランキング2024年で全国5位。東日本4位の評価を受けています。
https://harutoburogu.com/obusugoi新サウナ「ありがとうサウナ」
そんなおぶ~に誕生した新サウナ!
その名も「ありがとうSAUNA」
実際に体験した感想を交えながらその特徴をご紹介します!
定員9名。せまいからこその熱と湿度
サウナ室前には上記の様にいくつかの注意書きがあります。
いずれもこのサウナを皆さんが快適に使う為の物。
これから利用される方はしっかり目を通してから行きましょうね。
サウナ室のドアは安定の2重扉。室内の熱が逃げるのを最低限にしてくれています。
外から中の様子がしっかり見えないので、満員でも1度ドアを開けて中を確認しないと人数の確認できないのがちょっとネックかな~とは感じました。
定員は9名とされており、上下2段構造。上段に7名、下段に2名座るスペースがあります。
室内は狭く9名満員となると、すぐ隣には別のサウナーがいる…という感じ。
ですがこの狭さがありがとうSAUNAの魅力の1つだと考えます。
室温は90度前後ではありつつも、サウナ室がコンパクトな為どこに座っても熱が満遍なく広がります。
また、湿度も同様に広がり蒸されやすい環境であると言えるでしょう。
後述するセルフロウリュも合わさり、室温は90度でありながらも体感温度としてはかなりのレベルでした。
定員9名の為サウナ待ちが発生するのではと懸念していましたが、この体感温度であれば割と回転が速いのでは?と感じました。
実際自分が利用した時も並ぶ事はありつつも、待ち時間としてはほんの一時といった感覚でした。
回転率の高さによってドアの開け閉めが多く熱が逃げやすい環境かと思われましたが、2重扉と室内の程よいコンパクトさ。さらにパワフルなサウナストーブがそれをしっかりカバーしている印象でした。
少なくとも、ドアの開け閉めで体が全く温まらない…なんて心配は皆無です!
サウナ室に入ってすぐに、すのこが置いてあるのですがそこが段差になっています。
室内の照明が暗めになっていることも関係あるのか、そこの段差で躓いている人を何人か見かけました。
入る時は「座れるとこあるかな~?」って周り気にしちゃいますし、出る時は「早く水風呂に…」って感じになっていることも多いので、みなさんも出入りの際はご注意を!
セルフロウリュ可能なサウナ
なんと言っても長野県の日帰り入浴施設初のセルフロウリュ可能なのは大きな目玉ですね!
システムとしては室内にサウナストーンに向けられたスポットライトがあり、その照明が点いた時にセルフでロウリュOKですよ!といった決まりとなっています。
ライトが点く間隔は5分に1回。
1度のセルフロウリュは3回までとの決まりがあります。
自分が3/29のプレオープンに行った際に従業員の方に伺った話では、セルフロウリュは1回で十分なレベルとの事でした。
2回でかなり熱くなり3回やると乳首が痛くなりますよ!と笑って話して下さいました(笑)
実際自分も他の方が3回ロウリュしたタイミングに居合わせましたが、かなりの熱量が体を襲ってきました。
室内の狭さも相まって即座に全身が熱くなり、たまらず水風呂に逃げ込みました。
これから利用されるみなさんもセルフロウリュのご使用は計画的に。
さらにロウリュ関係でもう一つびっくりしたポイントがあります。
それはロウリュに使う柄杓です。
なんでもエストニアから直輸入した物らしく、柄杓でありながらシャワー状にアロマ水をストーンに掛ける事が出来る代物になっていました。
画像探しましたが見つからなかったので、みなさんもぜひ現地で実物を見て下さい!!
まだセルフロウリュに慣れていない面もありますが、ロウリュの際周囲に声を掛けずに行ってしまう方が割と多く見受けられました。
まぁみんなロウリュして欲しいとは思っているとは考えつつも、そこはマナーであり施設が決めたルール。
この点は今後施設側の周知方法と、利用客の意識が求められて来そうですね。
うす暗い照明と静かな空間
室内の照明は上下段ともに座席の下から足元をほんのり照らす形となっており、落ち着いた雰囲気を作り上げてくれています。
またサウナ室内は会話厳禁となっており、聞こえるのはサウナストーブのキンキン音と微かな人の気配。
それとセルフロウリュの音が聞こえるのみ。
まさに自分と向き合うのに最適な空間となっています。
最近テレビ有りのサウナばかり利用していたこともあり、サウナ内で音がある事に慣れきっていましたが、改めてこの静寂感は心地よかったですね。
新たな水風呂「ひとり水」
露天エリアに新たに水風呂が作られました。
その名も「ひとり水」
名前の通り一人で入れる壺湯タイプの水風呂となっています。
水は「北アルプスの伏流水」をくみ上げそれをそのままかけ流し!
蛇口から出てくる水はなんと飲むことも出来ちゃいます。
水温は15度前後。
ありがとうSAUNAで熱々になった体をこの「ひとり水」で体の中も外もしっかり冷やす事が出来ます。
個人的に最初壺風呂タイプの水風呂と聞いた時は「もっと広くて足が伸ばせた方がいい気がするな~」と思ってました。
しかしそれは大きな間違い!!
1人だからこそ水風呂でも他人を気にする必要なし!
また壺風呂タイプな事により、手足を水風呂から出しながら体の中心をしっかり冷やす事が出来る為、手足だけが先に冷え切ってしまう事もなくその後の休憩がより良い物となるのです。
一つだけ懸念点をあげるとすると、この「ひとり水」は2つのみです。
サウナは定員が9名ではありつつも、体感温度が高い事によって回転率が高かったですが、この水風呂は夏場などでは待ちが発生する可能性も考えられます。
真夏だとサウナ利用されない方でも水風呂に入るって方もいるので、より込み合いそうなのでそこがちょっと注意点かな?とは思います。
内湯に従来の水風呂はあるので、ちょっと遠くなってしまいますがそっちの利用も状況によっては検討する必要性がありそうですね。
まとめ:最高のサウナをみんなで作り上げよう!
おぶ~の新サウナ、新水風呂の「ありがとうSAUNA」「ひとり水」をご紹介しました。
今までおぶ~にあったサウナとは打って変わって「静寂」を前面に押し出している空間が出来上がっています。
この良質なサウナ空間を続けていくためには施設側の努力だけでなく、私たち利用客の意識も大切だと思います。
サウナ室内での会話やセルフロウリュの頻度。また、狭い室内である為利用客同士の距離も近いです。
お互いが思いやりを持って心地よい空間を作り上げて行きたいですね。
最後に…
「ありがとうSAUNA」にはすりガラス状の窓がありそこにはこう書かれています。
サウナが出来る日常に、ありがとう。
丁度目線の高さにあり、ふと顔を上げるとこの文言が目に入ります。
人生は往々にして生きていくだけで辛いことも多い毎日です。
仕事も家庭も悩みが多く、今日も嫌な事があった…どころかむしろ嫌な事が無い日なんて無いんじゃないかと思えるような日々。
私がこの「ありがとうSAUNA」に初めて入った日もまさに仕事で辛いことがあったばかりでした。
プレオープン日で朝から楽しみにしていたサウナ。
そんな新しいサウナに感動しつつも、頭のどこかで仕事の事がもんもんとしていました。
そんな思考に変化があったのが1回目のセルフロウリュ後です。
蒸気が一斉に室内に回りたまらず顔を伏せました。
何分経ったでしょうか…ふと顔を上げるとそこには上記の言葉「サウナが出来る日常に、ありがとう」
その言葉を見た瞬間頭の中の雑念は綺麗に消え去り、今ここでこのサウナに入る事が出来ている事による大きな幸福感が全身をめぐりました。
8分経ちサウナ室から出る時に思わず小声で「ありがとうございました」と呟いてしまう程。
プレオープンという事もあり、サウナを出た先には従業員の方がいらっしゃったのですが、そこでも思わず興奮気味に「サウナ最高でした!本当にありがとうございました!」と声を掛けてしまいました。
多分この先の人生も辛い事なんて山ほどあると思います。
でも、このサウナがあれば自分は乗り越えて行ける!
そう感じられる最高のサウナ体験をさせていただきました。
改めてお礼を伝えさせてください。
「ありがとうSAUNA」
「ありがとう」
林檎の湯屋おぶ~公式サイトはこちら